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2021-12-21

2021年最終週は、「スーリヤ・ナマスカーラ / 太陽礼拝」を深掘り

12月も残すところ後少しになりました。

2021年最終週のヨガクラスは、ハタヨガのストーリーを通して太陽礼拝を深掘りしたいと思います。

その準備として、先週の「土日朝ヨガ」では、太陽礼拝の中にある「アシュタンガアーサナ」から「コブラのポーズ」への流れをピックアップしました。太陽礼拝の中でも「つなぎ的な」曖昧に進んでしまいがちな部分です。

 
「アシュタンガアーサナ」は、インドでは一番丁寧な礼だそうです。
 
サンスクリット語で、
 
「アシュタンガ」=8
「アーサナ」=ポーズ
 
「アシュタンガアーサナ」=八体投地のポーズ
 
太陽神に向かって、顔、胸、両手、両膝、両足の8点を地に着けて感謝をする礼です。今でも、古代仏教が残っているチベットで広く行われている五体投地にも同じ礼(ポーズ)が見られます。
 
お尻だけがぽっこり上がったヘンテコなポーズ、あるいは、ただのキツイポーズではなかったのです。。。
 

スーリヤ・ナマスカーラ(太陽礼拝)とは

その名の通り、太陽に礼拝するシークエンス(連続ポーズ:流れ)です。
 
サンスクリット語で、
 
「スーリャ」=太陽
「ナマスカラ」=礼拝
 
太陽は、古代では象徴的に崇拝されていました。日本で「お天道様」と言われていた感じでしょうか。
 
一般的な効果としては、背骨を柔軟に動かし、新陳代謝のバランスを整えます。また、生殖機能、循環機能、呼吸機能、消化機能を含む全身の機能を刺激してバランスを整えます。身体の動きに呼吸を合わせることによって、深い呼吸、リズミカルな呼吸を促し、新鮮で酸素を多く含む血液を脳へ送ることでメンタル的な明晰さをもたらします。
 
おそらく、太陽礼拝は、世界中のヨガクラスで最も練習されているシークエンスではないでしょうか。特に、一日の活動がはじまる前の朝の練習に最適です。
 

月礼拝は14、太陽礼拝は12の意味は?

11月に月礼拝を行った際、「月礼拝は14のポーズで成り立っています。」とお伝えしました。14という数字は、月の満ち欠けのサイクルと関係しています。

それに対して太陽礼拝は12のポーズによって成立するシークエンスです。

さて、この12という数字の意味はなんでしょう?

スーリヤ・ナマスカーラ(太陽礼拝)は時間の輪

勘の良い人は察しがついたと思いますが、太陽礼拝は1年12ヶ月のサイクルを反映しています。

一つ一つのポーズが12ヶ月の各月と連動しているのです。インドの風土、文化と関わっていますので、そのストーリーをヨガクラスにてお伝えします。

インドの気候は日本の四季より過酷です。私もはじめに知った時は衝撃を受けましたが、それまで以上に心を込めて太陽礼拝をできるようになったので、みなさんにもお伝えしたいと思いました。

「闇と光」にフォーカスして太陽礼拝を味わう!

昨今、国内で年末になると行わている「太陽礼拝108回」は、除夜の鐘の108回(人間の煩悩の数)にちなんだ日本ならではのイベントです。数をたくさん行うことによって得られる臨場感もしかり。「数字」の意味に目を向けてみるのも面白いですね。

2021年末のアートトの太陽礼拝は、量よりにこだわります。

  • ストーリーを紐解きイメージを明確にして動作を行う。
  • ポーズの流れをスムーズに行うための軽減法(最適化法)を活用する。

礼拝のシークエンス(流れ)は、呼吸 / 動作 / イメージを合わせ「身を整えて、祈ること(その振る舞いをすること)」が大切です。そこに意識を集中させるためにも、歯を食いしばりながら痛みに耐えて行なったり(息が止まってしまいます)、翌日膝が痛くなったり(自分のことを粗末に扱っていることになります)では元も子もありません。

一方で、やりきった!感覚を味わえるかどうかも体験の質を左右します。自身の状態を理解し、今の自分にとってのスムーズさに重きを置いてポーズを展開しましょう。

年の瀬に一年を振り返り身の回りを整え、新年に初詣をして新たな誓いを立てるように、年末年始はまさに「暮れ(昏れ・暗れ)と明け(暁け・開け)」の相反するエネルギーの切り替わるタイミングです。

インドの文化、気候を踏まえて、スーリヤ・ナマスカーラ(太陽礼拝)に内在する「闇と光」をイメージして、年内最後の太陽礼拝を一緒に行いましょう。楽しみにお待ちしております。

クラスのご予約はこちらから


参考文献

「図説 ヨーガ大全」伊藤武 佼成出版社
「図説 ゲーランダ・サンヒター」 伊藤武訳編
 

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