2024年新年のご挨拶
謹んで新年のご挨拶をさせていただきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
能登半島地震のニュースを観て、大変な日々を送っている人達のことに心が痛みます。早く元の生活に戻れるよう祈るばかりです。
みなさんはどんな年明けをお過ごしでしょうか。私は年末年始は休養し、もぞもぞと日常を取り戻している最中です。
2023年のことを振り返ると、ヨガクラスではマスクを外して対面レッスンができ、例年以上に参加者同士の柔らかな繋がりが育まれている印象がありました。ヨガセラピーのモニターレッスンやヨガカフェartto、パーソナルレッスンでも、その場で、ふと漏れたとしか言いようのない「想い」が言葉に成ることで消化していく機会に遭遇しました。
美味しいものや本、場所の情報を共有したり、世代の違う方の話に耳を傾けたり、語らずにそっと佇んでいたり…
「ヨガに集中すること」と「コミュニティの安心感」が同時に築けているのは、お一人お一人の心がけや思いやりのおかげです。改めて感謝の気持ちをお伝えし、2024年も一緒に歩むことができましたら幸いです。
私はここ2年ヨガセラピーの学びを通して、医療や介護現場の一歩手前での「ケア」について考える機会が多くありました。その中で、自然治癒力や免疫力を保つこと、不調を抱えながら生きていく人の心の安定の土台に、自分を信頼することを繰り返し確認することができる「穏やかなヨガ」と何人かの「寄り添う人」の存在が有効だという実体験を積んでいます。
実際は、評価の指標が立てにくいことと健康保険制度の構造上、医療や介護現場へヨガの介入は少数です。また、アメリカで1980年代に医療に取り入れられたマインドフルネスストレス低減法(ヨガや禅を取り入れたメソッド)も、日本の医療現場ではコストの関係で定着していません。現時点では、小規模で民間だからこそ試行錯誤できる分野と捉え、今後も知らないことは学びこだわっていきたいです。小さな歩みとなると思いますが、ご興味のある方や知恵のある方は助言をいただけましたら嬉しいです。
2024年も、この教室が「元気な時も、少し弱った時でも参加したくなる場」として、より好ましい形で機能できたらと考えています。
最後になりますが、1月下旬発行の江東区の会報誌「ことみせ」は森下特集とのこと。当教室も掲載されますので、ぜひお手にとってご覧ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
森下のヨガ教室 アートト 小澤
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