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2020-01-21

子どもと一緒の毎日でもヨガはできる!ヨガ式子育て法のススメ

昨日は、墨田区の外手児童館「子育て講座」へ伺いました。乳幼児子育て中のお母さんたちの話をお伺いしてから、1時間、身体を動かし、季節に合わせた身体のケアをお伝えしました。

  • 背中、肩、腰のこわばり
  • 自分の身体のことに時間が割けない
  • 子どもの成長とともに抱っこが負担に、

その他色々。お話しいただいた内容は、全員が共感できるものも、その方なりのものも。

毎回顔ぶれも変わるのですが、参加してくださったみなさん、そしてお子さんの声色や顔の表情を受け止めて、お応えできることが幸せです。

今回も定員いっぱいで行うことができました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

実は、3年前に、児童館の担当者から子育て講座を、と声をかけていただいた際、あれこれ考えました。親子ヨガや座学のみなど色々あったのですが、最終的にわたしがご提案したのが、

おばあちゃんの知恵袋的な「ヨガ式子育て法」でした。

ヨガ式子育て法

不思議なネーミングかもしれませんが、「ヨガ式子育て法」を地で行ったのが、わたし自身です(笑)。2人の子どもを育てながら、なんとかヨガの練習を続けてきた一人として、家事や子育ての合間にできるヨガ、そして意外と知られていない生活や子育てに活かせる「ヨガの知恵」をお伝えしたいと思いました。

例えば、生活の中に「ヨガ哲学」を取り入れて良かったこと。

わたしは長男が1歳を過ぎた頃、子育て支援センターや公園で他の親子と関わりがはじまり、どこまで口出し、手出しするか、とても悩みました。育児書に書かれていることもピンとくるようなこないような、良い参照点が見当たらないまま、心を揺さぶられて消耗していました。

乳幼児期の親子の世界には、ある意味、ルールがあってないようなもの。どこまででも親が子どもに合わせることができるし、厳しくもできる。同年齢の子どもを持つ親子と比べてみても、発達や個性、置かれている環境、親の価値観は様々です。

そんな時に、ヨガの経典『ヨガスートラ』に記されている「ヨガの八支則(はっしそく)」の「ヤマ・ニヤマ」は、自分の軸を作るのに役に立ちました。

「ヤマ・ニヤマ」には、日常生活で行なってはいけない心得「ヤマ(禁戒)」、実践すべき行い「ニヤマ(歓戒)」それぞれ5つあります。

例えば、「ヤマ」の中に「アスティヤ(不盗)」があります。ヨガ哲学では、これを下記のように広義に、人としてどう在るかを改めて捉え直します。

  • 人の時間を奪わない=遅刻しない、適切に伝える
  • 人の知恵を盗まない=コピペしない、自分で身につけてから人に伝える
  • 人の信頼、権利を盗まない=自己中な行動をしない、思いやりを持つ

わたしは泥棒はしたことはないのですが、遅刻をしてしまったり、自分のことばかりを話して相手の時間を奪ってしまうことはあります。そうやって、自分の心に問うとハッとさせられることが「ヤマ・ニヤマ」にはたくさんあるのです。

小さな子どもの言動に対して、怒る?怒らない?相手にどう伝える?親としてどう振る舞う?と迷ったとき、その都度「ヤマ・ニヤマ」を基準にしてみました。それから、自分の思い込みで相手をジャッジしたり、決めつけそうになった時にも、「いや、ちょっと待って」と問い直してみました。

実際には守れない時もあるのですが、ヨガ哲学を教科書に、答えを自分で探りながら子育てをすることで、気持ちが相当楽になりました。何より、育児書や決められた答えに自分や子どもを合わせようとするのではなくて、実体験の中で答えを探ることを続けていくと、子どもの成長の速度や個性を信じることができるようになっていきました。

これは心掛け面での一例ですが、冷え性の時に足指ほぐしをしたり、腰痛、肩こりになりにくい身体の使い方や骨盤修正など、身体面でのヨガの知恵もたくさんあります。

講座では、「その時だけスッキリ」ではなく、「現実的で持続可能な知恵を持ち帰ってほしい!」と思い、このようなことを大切にしています。

  • 一生役に立つ「身体の動かし方のコツ」
  • 5分あればできるヨガ
  • 子どもの発育、季節ごとのケア
  • 参加者の具体的なエピソードを共有
  • 0歳〜3歳の子どもその保護者が同室する(年齢、月齢別に分けない)

そして、今年度はこのようなテーマで講座を行いました。

  • 7月 むくみ解消!梅雨、初夏を心地よく過ごす
  • 9月 骨盤周りを整えよう
  • 1月 冷え性解消!免疫力アップ!身体の内側からポカポカ

実際の1時間はあっという間で、子どもが泣いたり、授乳したり、抱っこして動いたり、賑やかではありますが、参加してくださるみなさんのおかげで、毎回充実した時間を過ごしています。企画を前向きに共有してくださる児童館の担当者のホスピタリティも素晴らしく、感謝しております。

今年度の最後の講座の帰り道。冬の明るい日差しの中、自転車を走らせながら改めて思ったこと。

ヨガは”素”の自分に戻るツール

講座が終わった後、清々しい表情で「身体を動かしただけなのに、心も軽くなりました!今日は晴れていて気持ちが良いし」と伝えてくださったお母さん。その姿に触れて、わたしの心も澄んでいました。

イライラしたり、不安に押しつぶされそうになったり、意地悪なことばかり考えてしまったり、そんな時は、自分の性格が悪い(変わってしまった)のではなくて、疲れ過ぎているだけ。

身体のこわばりを解いて、深呼吸ができるようになったら、心にもスペースができます。自分にも人にも、前よりも優しくすることができます。そして、シンプルなものの見方ができるように。

そのきっかけを作ってくれるのが「ヨガ」だと思います。心身を整える方法は他にもたくさんあると思うのですが、ヨガは、身体を動かすことを通して、自律神経を司る「呼吸」が変わるので、身につくと得るものも大きいのではないでしょうか。

可能であれば、子どもと離れて、信頼できる先生のもとで定期的にヨガクラスを受講できたら良いと思います。「でもでも、そんなタイミングを待っていたら、あっという間に1年、いや3年は経ってしまう」というお母さんたちに「今、できること」を積み重ねてほしいです。

日々の疲れや身体のこわばりには「こまめにリセット」が大切。

  • 子どもの昼寝中に、「お尻ほぐし」や「脇ほぐし」
  • 朝、お湯を沸かしている間に、「英雄のポーズ」
  • 抱っこ、オムツ替えのタイミングに、「スクワット」…

続けるポイントは、生活のルーティーンに組み込んで。短い時間でも「質」を高く。ノルマ(やらなきゃ)としてではなく、自分の身体の様子を「味わうように」行ってみてくださいね。

来年度も子育て講座ができましたら(希望)、成長したお子さん、そしてみなさんとお会いできるのを楽しみにしております。

児童館のエレベーターに掲示されているポスターが毎回可愛く、そして分かりやすいです!


「ヨガ式子育て法」を学んでみたい!企画したい!というご要望がありましたら、気軽にご相談ください。

yoga@artto.jp(小澤めぐみ)

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